• 木図書館はみんなのリビングルーム

    フィンランド流 図書館利用術が知りたい!

    フィンランド人は読書家だと聞く。事実、児童・学生の40% 以上が趣味のトップに「読書」をあげており、大人の読書習慣も世界でトップレベル。フィンランドでは国民一人当たり年間約 18 冊の本が図書館から貸し出されているそうだ。数からみても図書館とその分室の多さは、コンビニの約 2.5 倍 ! 世界一の学力を支える読書量、本との付き合い方を “ フィンランドの図書館事情 ” から迫ってみよう。

    ※フィンランド図書館、分室、移動図書館等総数 1610 フィンランドのコンビニ R-kioski 店舗数 650

     

    フィンランド流 図書館利用術が知りたい!

    今年で設立 101 年を迎えるカッリオ図書館は、ヘルシンキ市内カッリオ地区の中心的存在。都市計画が進められた 100 年前から町の変遷を見守ってきた。貸出し中心だった設立当初から、館内での閲覧ができるようになり、音楽や映画の貸出しが増え た。地域住民に小さな子供のいる家庭が増えた現在では、子供用スペースが広くなり、さらなる内容の充実にも取り組んでいる。1日平均 2000人以上の利用者を誇る図書館の秘密を館長に聞いてみた。

     

    フィンランド流 図書館利用術が知りたい!

    ヘルシンキ市立
    カッリオ図書館
    館長 キルシ・トゥオミネンさん

    使いやすさと居心地の良さが老若男女に愛される理由

    フィンランド流 図書館利用術が知りたい!「この図書館は、みんなにとってのリビングルームなんです」と語るトゥオミネン図書館長。若いファミリー層から高齢者まで、都市部特有の集合住宅に暮らす現代のライフスタイルを見越して打ち出した指針は、図書館を“誰もが憩える開かれた空間”にすることだった。中高年に人気の読書会や作家を囲むイベントは年間300回を超え、地元高校との共同イベントも定期的に開催している。誰もが自分の居場所として図書館を利用できる安心感は、時代の変化に応じて利用者のニーズをしっかり捉え続けるカッリオ図書館職員の手腕に支えられているのだろう。

     

    館内中心には吹き抜けがあり、1・2階の閲覧スペースを広く感じさせる工夫が。子供と若者が集まるKIDSコーナー、CDコーナーは細い階段を上った3階に、隠れ家のようにまとめられている

     

    子供の頃から図書館通いが日課になる

    あたたかな絨毯の敷かれたKIDSコーナーには、音楽も楽しめるハウススペースやお絵描きセットが常備されたテーブル、ゲームもできるコンピューターが配置され、家でくつろぐように時間を過ごす子供たちの姿が印象的だ。漫画、CDはもちろん、ゲームソフトも貸出しがある。「図書館=本を読むところ」というよりも、「図書館=自分の興味を楽しむところ」という感覚が子供のころから根づいているようだ。

     

    人気の絵本をご紹介
    フィンランドの子供たちに人気の絵本を図書館からピックアップ。TV ゲームと同じくらい子供たちの毎日に浸透している絵本は、さまざまなテイストのものがそろっている。


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