• Interview〜 05

    花「真っ直ぐな心と向上心のある人間」を育てるための『慶応会』流、家庭で実践すべき3つの教育法

    山岸 顕司氏 (慶応会 理事長)

    山岸 顕司氏
    (慶応会 理事長)

    “ 輝くわが子” に育てるために、「適切な時期に人間の基本をきちんと作ることが、子供の将来を大きく変える」と語る『慶応会』の理事長・山岸顕司氏。一人ひとりの子供の未来のために、真剣に子供や親と向き合う情熱は「受験に合格させること」に留まらず、「人間を育てること」にも及ぶ。多くの子供の成長や家庭を見続けてきた同氏に、子供の成長にとって不可欠な、家庭での親の教育法として実践すべき3つのことをお話し頂いた。ちょうちょ

    体幹がしっかりしているかどうかも 合格の見極めポイントになります

    illu09まず1つ目は、朝起きたらパパかママがわが子と一緒に戸外で運動をすること。( 幼稚園) 年長さんだったら、自分で目覚ましをかけて起きる習慣をつけさせてほしいですね。運動時間は10 分でも20 分でも良いですよ。ご父母が望むような名門幼稚園・小学校のほとんどが、まずは体力、そして持久力、集中力が問われますからね。体力をつけることは、継続して授業に食らいついていく力や気力を養います。ある名門小学校では登校後、毎朝7 時半から30 分くらいマラソンをし、それから授業に臨みます。他にも、入学した翌月の5 月に500m、10 月には1km をノンストップで走らせるという学校もあります。名門慶応義塾幼稚舎でも、身体能力は必要不可欠。体幹がしっかりして物事に取り組めるかどうか見極めます。 ですから、持久力をつけて、体幹を鍛える。これは日常の家庭生活の中で欠かせないことです。子供と一緒に運動できる期間は限られています。親にとっても子育てを楽しむことができるかけがえのない時間なのです。余談ですが、パパやママと一緒に運動して育った子は、中学や高校になっても、家族旅行を一緒に行きたがります。それは一緒に人生の困難を乗り越えた記憶があるからです。私は小学校受験には、親子で人生の困難から逃げず取り組む姿勢が身につくという素晴らしさがあると思っています。

    好き嫌いが多く少食な子供は 親の幼さを表していると言えます

    2つ目は食生活、食育のバランスを考えた食事を与えることです。当たり前のことなのですが、そもそも子供に好き嫌いがあってはいけないんです。入試時の、面接ではない時に、先生が巧妙に子供に聞くことの一つで、好き嫌いのある子や少食の子は合格が難しいです。好き嫌いがあるということは、子供の言いなりになるような子育てしかしていませんという、家庭の最も恥ずかしい部分が分かってしまうこと。好き嫌いの激しい子=食事を与えるお母さんの子育てレベルが幼いということになります。朝ぐずぐず起きて、ようやく食卓につかせるという生活では、ご飯がノドに通る訳がないでしょ。だからまず運動をさせて、意識も胃袋もしっかり目を覚まさせ、きちんと食事を摂らせることが大切ですよ。教育の主体は親が絶対に手放してはいけないのですよ。illu07 また、早起きして運動をし、きちんと朝食を摂る子供は、午前中のエネルギーが補給されているため、幼稚園でも積極的に授業に参加します。人間は、インプットしたこと以上のアウトプットをできるはずがないですね。アウトプットの質を高めようと思ったら、インプットの質を高めるしかないのです。朝食を摂り胃袋拡げておくと、昼食を摂る胃袋も確保できるのですが、朝食を摂らない子は昼も少食です。私たちの合宿でも一目瞭然なのですが、よく食べる子には元気で積極的な言動をとる優秀な子が多いですよ。

    お手伝いをよくする子供は 自立心や思いやりが身についていく

    il083つ目は、幼稚園から帰ってきたら、たくさんお手伝いをさせることです。当たり前のようなことですが、意外と気づかないお母さんたちが多いのです。というよりも、わが子にはまだそんなことはできないと思い込んでいませんか? お手伝いは、靴磨きでも風呂掃除でも何でも構わないのですが、その子だけの、専任の仕事を担当させることが大切です。子供は強制的にさせようとしてなかなか身につきませんよね? それをさせるのがママ力なのです。数年前の生徒さんで毎朝トイレの掃除をしているという子がいました。どうして? と聞くと、「パパやママが起きてきたら気持ち良くトイレを使ってもらいたい。みんなが喜ぶ顔がみたいから」と言うのです。そういう心を育てるのが『慶応会』の教育なのです。お手伝いができるということは、すなわち生活面での自立ができ、いろいろなスキルが実際に身につくということ。たとえば、幼稚園に行って、何かを上手くできない子がいた時に、「どうしたの? 困っているの?こうしたらうまくいくよ」と、手伝ってあげられる子。そういう自立した子は、年長の11 月の入試会場で目を見れば、先生はすぐに分かります。だから合格できるのです。家庭でのお手伝いは、生活面で自立させることに直結しています。

    真っ直ぐな心と向上心を身につけ 大事な人のために頑張る子供を育てたい

    今の子供を見ていて私が一番問題を感じるのは、挑戦しない子が多いことです。その原因は、褒めて育てる教育にあります。できたら褒めるということは、できなかったら褒めないということ。だから子供たちは初めてのことに出会った時、できるかどうか分からない時は挑戦しないのです。褒めて育てるということが、すなわち叱ったらダメという風に思い込んでいる父母も多のです。それを克服する方法は、努力している過程を見つけてあげること。そして、「一生懸命やっているね。あなたのことを誇りに思うわ」と声をかけてあげてください。結果ではなく、過程に着目することが大切なのですよ。そうすると、わが子の向上心が伸び「親を敬う子」に育ちます。il02 慶応会では、2つのしつけを徹底しています。それは、「善悪の判断を身につけさせること」と「危険を回避すること」。たとえば友達の悪口や傷つくようなこと、差別的なことを言う、先生に対して生意気なことを言うなど、「絶対にしちゃいけないんだ」ということを徹底的に身につけさせます。それをきちんとしつけることで、それ以外のことはいいという判断ができ、子供たちは自由を獲得できるのです。のびのび育てるなんてとんでもない! 私たちの教育の根幹は、子供に“ 真っ直ぐな心と向上心” を身につけさせ、大事な人のために頑張れる子供を育てていくことです。ですから家庭では、わが子をたくさん抱きしめ「愛している」と伝える愛情と、「自分で決めたのだから、それを最後までやりなさい」と突き放す愛情の両方の愛情が必要になります。愛されているという確信、愛しているという思いが信頼関係を築くのです。

    慶応会が考える家庭で実践したい3つのポイント


    1. 毎朝、子供と一緒に運動をする
    2. バランスの整った食生活をさせる
    3. 専任のお手伝いを与える

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    慶応会

    年長総合クラスレッスンでは、7人の生徒に2人の先生がつき、特別講座やアートアカデミー教室では、生徒5人に2人の先生という徹底指導で全員を合格へと導く。

    慶応会 中野区東中野1-56-8 03-3363-7951 www.keiokai.com 営業時間: 10:30 ~ 17:30 休校日: 春・夏・冬休み各1週間 体験入レッスンの予約は電話またはHPより 東中野駅より徒歩1分

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